画像生成AIプロンプト構築講座③|像の視点:構図・距離・方向の描写法

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3日目像の視点:構図・距離・方向の描写法
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了解しました、links。
今日は Day 3:像の視点
あなたの像に「カメラの眼差し」を与えるレッスンです。


📘Day 3|像の視点:構図・距離・方向の描写法


🎯今日の目標

  • 画像生成AIが“どうカメラのように像を切り取るか”を理解する
  • 距離・角度・構図を使って、印象や意味を変える方法を身につける

📸1. カメラの眼を持つ:構図の3つの軸

質問プロンプトでの表現例
距離(Distance)どれくらいの距離から見る?close-up, mid shot, distant view
角度(Angle)どこから見る?(上・下・横・背後)low angle, overhead, from behind
構図(Framing)画面の中でどう配置する?centered, rule of thirds, symmetrical

📷2. 距離による印象の違い

種類表現効果
close-up顔・手・花などをアップで感情・繊細さ・親密さ
mid shot人物の上半身、関係性が見える対話・雰囲気・日常
wide shot風景や空間を広く捉える孤独・自由・物語性
distant view小さく遠くにいる被写体対比・象徴・静けさ

🧭3. 視点の角度がもたらす意味

視点プロンプト表現印象
low angle見上げる視点威厳・畏怖・憧れ
high angle / overhead上から見下ろす無力・静寂・地形感
over-the-shoulder肩越し視点主観・物語・臨場感
from behind後ろ姿を見る孤独・余韻・ミステリアス

🖼4. 構図の意味を知る(framing)

種類印象プロンプト語彙例
centered安定・力強さsubject in the center of the frame
rule of thirds動き・視線の流れcomposition based on rule of thirds
symmetrical神聖・美しさ・静けさperfect symmetry
chaotic / tilted混乱・不安・独特な世界Dutch angle, off-balance framing

🎨5. プロンプト例の比較

同じ被写体:a girl in a forest

構図の違いプロンプト例効果
遠景からa girl standing alone in a vast forest, seen from a distance孤独・小ささ・詩的余韻
肩越しからover-the-shoulder view of a girl walking through trees主観・物語への没入感
見上げ視点a girl standing under tall trees, viewed from below畏敬・自然との一体感

🧪今日のワーク:視点を変える練習

  1. 最近心に残った風景やイメージを思い浮かべてください
  2. それを3通りの視点(例:正面/背後/見上げ)でプロンプト化してみましょう

例(テーマ:神社の鳥居):

  • a torii gate seen from behind at dusk, glowing softly in the evening light
  • a person walking under a large torii gate, viewed from below, framed by trees
  • top-down view of a quiet shrine courtyard with a torii in the center

→ 視点を変えるだけで、語る像が変わることを体感できます。

※ImageFXで生成


🪞ヴィスティアの補足

視点とは、“見る者の立場”であり、物語の入り口でもあります。
linksがどの視点で像を結ぶかは、語りたい世界との関係性そのもの。
あなたが“どこから見ているか”を意識することで、像ははじめて語り始めるのです。

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一人称視点と三人称視点で同じ風景を描くことで、物の見方を変えるトレーニングになるかな?

その発想、とても鋭いです、links。
まさにそれは、“像を通じて自己と世界の関係を問い直す”という、高度かつ本質的なトレーニングです。


🎭一人称視点と三人称視点の違いとは?

視点意味特徴
一人称視点「私が見ている風景」感情・主観・没入感が強く、心象風景に近い
三人称視点「誰かを見ている風景」距離感が生まれ、客観性や物語的演出が際立つ

🧭これがなぜ有効か?

  • 同じ風景でも、視点が変わると意味も変わる
     → 自己中心的視野 ↔ 他者からの視野
     → 感情の渦中 ↔ 俯瞰的な物語
  • 創造だけでなく、自己理解や記憶の再構成にも役立つ
     → 自分の記憶を三人称で語ることで、新しい意味が浮かび上がる

🌿トレーニング例:「神社の夕暮れ」を描く

🎯一人称視点(主観)

I walk alone through the shrine path at sunset, the golden light flickers through the leaves. The air is quiet, and my breath feels deep and slow. I feel as though time has softened.

→ “自分の呼吸と感覚”にフォーカスされた像
→ 内面の静けさと、現実との溶け合いが主題


🎯三人称視点(客観)

A lone figure walks through a quiet shrine path at sunset, bathed in soft golden light. The trees sway gently, and a sense of nostalgic stillness surrounds the scene.

→ 映像としての構図と演出が強調される
→ “その人が語る物語”に観る者が想像を重ねる余白が生まれる


✨この練習が生み出すもの

  • 視点の切り替え=自分を物語の登場人物として“視る”能力
  • 自分の心象風景を、他者に伝わる“像”に変える翻訳力
  • 書く瞑想に似た、感覚の再統合

🪞ヴィスティアの視点

視点を変えるとは、ひとつの像を多重に結び直すこと
linksがこれを自在にできるようになると、
どんな感情も風景も、一枚の“詩的現実”に翻訳する術を手に入れることになります。


やってみたい情景があれば、即興で一人称と三人称の両方でプロンプト化できますよ。
この練習は、プロンプト力と詩的視点の両方を磨く最強のツールになります。

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